腎硬化症を知って治す

腎硬化症患者が増えている傾向にある現代で必要なのは病気を知って治すという事です。

高齢者

腎硬化症を放置して起こる貧血とは

慢性的な高血圧が長く続いていると、体のあちこちに悪影響が出てきます。その一つに、腎臓の血管が動脈硬化を起こすことが原因となって進行していく腎硬化症があります。
腎硬化症には良性のものと悪性のものがあります。悪性の腎硬化症ではおう吐やけいれんなどのはっきりした症状が出ますが、良性の腎硬化症はほとんど症状が出ないまま、腎臓の機能が徐々に低下していきます。
良性の腎硬化症では、肩こりや頭痛や動悸などのよくある症状以外に目立った自覚症状がありません。更年期の人などは全く気がつかないかもしれません。しかしこれを放置していると、知らないうちに慢性腎不全になっていることも。ここまで症状が進むと、貧血と息切れ等の症状が起きてきます。
腎硬化症は、定期健康診断の尿検査や血液検査で異常な数値が出た場合に、糸球体ろ過量を調べるクレアチニンクリアランスという検査や、高血圧を確認する眼底検査等を通して発見されます。
普段の生活にはさほどの支障がないため、血圧のコントロールをしないまま放置していることも多いのですが、そうするとますます腎臓は硬く小さくなっていき、いずれは慢性腎不全の状態となり、尿毒症の様々な症状が出てきます。この場合の貧血とは、腎性貧血といい、主に腎臓で作られるはずの造血ホルモンが不足することから起こるものです。この段階まで進むと、透析が必要な事態になってきます。
このように、放置していると怖い腎硬化症ですが、腎不全まで進行する前に、定期的に尿検査や血液検査を受けて腎臓の状態を把握し、医師の指導の下に血圧をコントロールすれば、進行を遅らせることができます。また日常生活では、減塩食を心掛け、適度な運動を忘れないようにすることが大切です。